雪道での交通事故について

お天気の良い日の自動車の運転と雪道での運転というのは大きな違いがあります。
近年では性能の良いスタッドレスタイヤなどが販売されていますので、このようなタイヤであればある程度雪が積もっている時でも安心して走ることができるようになりました。

しかし自然というのはとても怖いものですから決して油断してはならない事も覚えておかなくてはなりません。
スタッドレスタイヤを履いていても、雪道ではスリップしてしまう事があり、自ら交通事故を起こしてしまうようなケースもあります。
反対に自分自身では雪道の運転にも慣れていて、とても気をつけているつもりでも相手の車がスタッドレスタイヤなどを履いておらず突然の雪によってスリップしてきたため、もらい事故として交通事故になってしまったというケースもあるでしょう。

雪道での交通事故の過失割合は基本的な考え方は同じ

例えば自分が運転している車が突然スリップしてしまい他の車に衝突してしまったというケースでは、自分はとても気をつけて運転していたからスリップした車そのものが悪く、過失割合もさほど多くだろうと思ってしまう人もいるようです。
しかし、あくまでも自分が運転していた車ですから、スリップしたしないに関わらず過失割合は当然ながら自分の方が大きくなります。

このような理屈が通ってしまえば雪道での交通事故というのは過失割合を決めるのがとても難しくなり、例えば故意的にスリップして遊んでいても加害者になることはなくお互いの過失割合を考えていく中で得をするという人も出てきてしまいます。
そもそもスリップしないように細心の注意を払いながら運転するのがドライバーの義務であり責任となっていますので、思わぬタイミングで車がスリップしてしまったからといってこれは理由になりません。
ただし細心の注意を払いながら走行していたにもかかわらず、突然ノンブレーキで車が脇道から出てきたなどという場合には、過失について双方で様々な話し合いが持たれ、またブレーキをかけないで赤信号に突っ込んできた車の方が過失大きくなるといったケースなどもあります。

自分の中での認識は常識的ではないことを覚えておく

雪国で生活をしていた人や、雪道の走行に慣れている人の場合には様々なエリアでそのエリアを運転するドライバーのみが知っているような雪道走行中のマナーについて強調してくるようなことがあります。
例えば雪道を走行中先に「行って良いよ」という合図であればハザードを焚くなどといったルールになっているのですが、これは全国的に一般的なものではなく、あくまでも自分が普段車を走らせているエリアのみで通用するルールですから、交通事故が起きてしまった際にはこのようなルールは一切通用するものではありません。

そのため、相手がハザードを付けたからといって、自分が先に言って良いと勝手に思い込んでしまい直進しようと思ったら、相手の車が無理に突っ込んできたから、交通事故になってしまったなどという理由は通用しないわけです。
相手がハザードをたいたのは後続車に知らせるためだったかもしれないし、ゆっくりと1時停止をしながら走行していくといった意味で後続車に安全を知らせるためだったかもしれません。
自分の思い込みでこのような交通事故につながってしまったからといって相手のせいにすることはできず、当然ながら道路交通法に則り、自分への過失もしっかり問われることを覚えておきましょう。

また雪道での事故の場合にはさほどスピードが出ていることは少なく、衝撃そのものは小さいため、相手はそんなに大きな怪我をしていないはずだなどといった主張も聞き入れられるものではなく、あくまでも先方が通院している部分やお仕事を休んだといった部分については加害者側として責任を取らなくてはなりませんので、その時の衝撃云々というのは自分だけの意識であり、交通事故を処理していく中であまり通用するものではないと覚えていた方が良いでしょう。

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